皮膚の炎症による黒ずみ

そもそも乳首の黒ずみは、皮膚のメラニンが増えることで起こります。

メラニンは皮膚を守る働きがあるため、アトピーのような慢性的な皮膚の炎症が起こると、弱くなった皮膚を守ろうとするため、炎症の後に乳首に色素沈着が起こり、黒ずみとなってしまいます。

また、下着や衣類の摩擦などの刺激でも、乳首の黒ずみが起こることがあります。

新陳代謝の低下による黒ずみ

乳首に黒ずみができてしまっても、基本的にはお肌の新陳代謝（ターンオーバー）によって古い角質細胞と共に剥がれ落ちるため、一時的な場合が多いものです。

しかし、年齢が高まるにつれて肌のターンオーバー周期が崩れるため、メラニンが乳首に残った状態になってしまいます。

さらに、角質も残ったままになるため、くすみも発生し、より黒ずんで見えるようになります。

※ただし、60代以上の高齢者になると、メラニンを生成する力が弱まるため、ピンク色に戻るようになります。

女性ホルモンによる黒ずみ

上記2つの他、女性特有の乳首の黒ずみ原因として、女性ホルモンの影響が挙げられます。

これは妊娠・出産で特に顕著に見られますが、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が活発になったり、量が増えることによって、メラニンの色素細胞を刺激するため、乳首の黒ずみが発生します。

この乳首の黒ずみは、元々は赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激から、乳首を守るために起こるものですが、実はバストアップサプリメントによっても起こるということが分かっています。

なぜバストアップサプリメントで乳首が黒くなるの？

バストアップサプリメントの多くは、女性ホルモンに作用し、バランスを整えることによってバストアップ効果を得られます。

この作用を持つプエラリアなどの成分は、植物であるため副作用を抑えながらバストアップ効果が期待できるとして、サプリメントに非常に重宝されています。

しかし、女性ホルモンの分泌に影響を与えるため、同時に女性ホルモンによる乳首の黒ずみも起こりやすくなるのは事実です。

タイの機関によるプエラリアの研究結果では、プエラリアを摂取した女性の2割に乳首の黒ずみが発生しているというデータがあります。

さらに、乳首の黒ずみが発生した女性の方が、発生しなかった女性に比べて、バストアップ効果が大きかったということも同時に分かっています。

皮肉なことではありますが、体が女性ホルモンの分泌に対して、敏感に影響しているため、バストアップも乳首の黒ずみも起こりやすいということなのです。

バストアップサプリメント乳首の黒ずみが気になったということは、他の方に比べてバストアップの効果が出ているということでもありますから、前向きに捉えていきたいものですね。

黒くなった乳首の正しいケア方法とは？

バストアップサプリメントによって乳首の黒ずみが起こったのであれば、バストアップ効果は今後も期待できますので、サプリメントを止める必要は全くありません。

バストアップサプリメントを継続しながら、どうしたら黒ずみを改善できるかを考えていきましょう。

乳首の黒ずみはメラニンが原因ですので、お肌のシミと起こっていることは同じです。

つまり、美白効果のある化粧品を使うことで、黒ずみを改善することができます。

ただし、乳首の黒ずみにはスキンケア用の美白化粧品は使ってはいけないので、少し注意が必要です。

詳しいケア方法は、ぜひ下記のコラムをご覧ください。